今回は理科大の忙しさについて紹介させてもらいます。この大学は入る前と後で相当印象の変わる大学です。理科大のリアルをお伝えできればなと思います。
理科大といえば留年しやすい」とか「しんどい」とかイメージがいろいろあると思います。しかし、その一方で学部ごとに忙しさは結構違うというのが印象です。
理科大の忙しさの正体
何が忙しいのか
そもそもこの大学がなぜ忙しいのかという問題を考えます。学生生活における負荷を考えると、その原因は3点に集約されると考えられます。
- 一般科目の課題
- 実験のレポート
- テストの勉強
1に関して
1については、そんなに重くないというのが印象です。全体で同じ課題が出されることが多いので、友達と集まって対策すればそんなに問題ないです。
2に関して
2が理科大を理科大とする最大の要因です。1と2は厳密には授業の課題ということでくくりは一緒なのですが、明らかに負荷が違います。学部によりますが、毎週課題のある学部もあるそうです。一つの実験レポートにかかる時間でいえば10時間以上は固いのではないでしょうか。(重い実験に当たると週末がつぶれることもあります)
余談
確かに実験課題に吸われる時間はすごいです。しかし、同じ学部でも人によってスピードは全然変わります。これは集中レベルが違うことが要因です。集中して課題に取り組めば遊びに行く時間くらいはあるので、心配しなくても大丈夫です。噂で流れてくる「理科大は死ぬまで勉強させられる」というのはさすがに誇張なので気にしすぎないようにしましょう。
3について
3については、大体の科目が過去問でなんとかなる印象です。先輩とのコネクションの強いサークルには入れれば、答え付きの過去問をもらえたりします。一方で、一部の学科では地雷科目が存在しており、異常な難易度のテストを出す先生もいるそうです。その科目があるかどうかで、学部の留年率は変わります。
余談
過去問だけでサークルを選ぶのはあまりお勧めできません。しっかし活動内容に目を向けてサークル選びはするべきです。理科大のサークルの選び方
忙しい学科
葛飾キャンパスで忙しい学科は次の3学科といわれています。どうしてもすべての学科に席を置くことはできないので、それぞれの学科を詳しく比較することは難しいです。ただ、理科大生の認識としてあるものを紹介します。
- 機械工学科
- 電気工学科
- 工業化学科
1について
一番忙しい学科はどこですか?という質問に対してほぼすべての人が「機械工学科」と答えるくらいには知名度の高い忙しさです。実験がハードですので日々の作業量もさることながら、テストの難易度も他よりちょっと高めということで大変な学科というイメージを獲得しています。
2について
電気工学科はレポートの量がとにかく大変というイメージです。毎週レポート課題があり、それをこなすのに1年の始めから苦労するそうです。一方で、テストは過去問通りのことが多くそんなに大変じゃないと聞きます。
3について
工業化学科は学年が上がると大変さが増すそうです。なぜなら、有機化学という授業がありそれを落とす割合は50%を超えます。来年時に履修できるそうですが、それでも半分以上が落とすのはすごいですね。
留年率はどこで決まる?
これまでレポートが理科大は大変だということを話してきました。実際のところレポートの忙しさは「留年率にそこまで関係ない」です。かわりに関係があるのがテストの難易度です。
なぜかというと実験は落としても来年とれる場合が多いからです。実際に僕が1年ときの実験班にも一つ上の代の方がいました。(2年の他の科目とかぶる場合もあるので確認は必要です)
それと比べてテストではしっかり落ちます。再試のない科目では落とす一発アウトなので手を抜いてはいけないポイントですね。テストが難しい科目などは先輩にしっかり聞いておくことをおすすめします。
留年する人としない人
確かに理科大は忙しいですが、留年する人だらけというわけではないです。むしろ留年する人の方が全然少ないです。しかしながら、その中でも留年する人はします。そういった人には特定の原因があります。その例をつぶすことができていたならば大丈夫でしょう。以下では留年してしまうかもしれない人の特徴を紹介します。
1.学内のコミュニティに属していない
一つ目の原因は学内のコミュニティに属していないことです。まず、学内のコミュニティに属していないと情報が回ってきません。情報というのは過去問だったり、出された課題の解き方だったり、休んでいた間に出された試験日程などです。これがないと情報量という面で圧倒的に負けてしまうことになります。
また、こっちの方が大きな問題になると思うのですが大学へのモチベーションが保てなくなる可能性があります。友達と一緒なら周りと競うことができますが、一人だとそれが難しいです。自分の成績を評価する基準が進級できるかどうかという一点のみになってしまったら、成績は低空飛行を続けることになるでしょう。人の意思は弱いものなので知り合いは作っておいたほうがいいと思います。
2.直前の勉強でなんとかしようとする
大学の試験は簡単だから過去問さえやっとけば大丈夫ということはよく言われますが、実際のところ結構実力勝負なところがあります。なぜなら、過去問と違うこともないわけではなく、結局そこで効いてくるのが普段の勉強量だからです。普段の小テストでよくない点数をとっているのに学期末の試験でいい点を取っている人はあんまり見たことがありません。大学なのである程度はさぼれますが、気を抜きすぎないように注意してください。
あとがき
今回は理科大の忙しさというトピックを紹介させてもらいました。どの学部に入った人もコミュニティをしっかり作ること、計画的に勉強することを意識していれば留年することはまずありません。バイトにサークルに勉強に充実した学生生活を皆さんが送れることを願っています。
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