どうも、こんにちは!
僕は高校生の頃に音感に関して本当に悩んだ時期がありました。その時に読んだ本の中で、おすすめできるもの4選を紹介したいと思います。
大人のための音感トレーニング本 音楽理論で才脳の壁を超える!
メリット
一つ目の本は「大人のための音感トレーニング本」です。この本、紹介する本の中で屈指の厚さを誇り、ページ数計333ぺージです。タイトルの通り音楽理論でうまれつきの音感を超えていこうということが目標になっています。また、CD付で自分で楽器を弾かずに音感を鍛えることが可能となっています。
構成としては以下の通りです。
- 音程とコードの音楽理論
- ハーモニー感覚と絶対音程感の開発
- [CD対応]音感の基礎トレーニング99
- 一生役立つ音感の応用トレーニング集
音楽理論の基礎を始めに学びます。その後コードの役割やテンションコードなど高度な音楽理論を学習します。学んだ音楽理論を用いながら、音感を身に着けていこうというのが全体の流れになります。
デメリット
文章量が多く、非常に丁寧な説明がこの本の魅力ではあります。しかし、音楽理論をある程度学習している人ならば蛇足と感じる部分が多くあります。また、音楽理論の説明としてはわかりにくいなと感じました。よって、この本の半分以上を占める音楽理論の解説は別の本で補うことをおすすめします。後半部分の音感トレーニングの部分は非常に有用なので、その部分を目当てに購入されることをおすすめします。
ずっしーのピアノ教室 音楽経験ゼロから大好きな曲を弾けるようになった僕の耳コピアレンジ習得法
メリット
2つ目の本は「ずっしーのピアノ教室 」です。音感について調べている人は知っている人が多いのではないでしょうか。ずっしーさんが耳コピ素人から耳コピができるようになるまでに培った考え方が載っています。この本の有用な点は音感を分解して説明している点です。
本書では、もう三種類の音感が登場します。読んだときに「あー確かに!」となるのでぜひよんでみてください。
また、移動ドを身に着けるためのドリルのようなものも用意されています。そちらも併せて使うといいでしょう。
デメリット
この本は音感を身に着けるためのノウハウを勉強するという意味では優れた本です。一方で、練習量は確保することが難しいです。そのため、他の本と併用することが必要になります。
音大受験生のためのパーフェクトソルフェージュ[旋律聴音編]
メリット
3つ目の本は「音大受験生のためのパーフェクトソルフェージュ」です。この本は、名前の通り音大受験向けの本です。音大受験では、旋律聴音という科目を多くの大学で出されるそうで、その科目の対策をすることが目的で作られた本です。しかし、多くの音大で出されている試験ですから音楽をやる上で必須のスキルであることは確かでしょう。
旋律調音とは 旋律調音とは、メロディの聞き取りをして楽譜に書き起こす試験です。複数回流れますが、それでも少なくとも一般の人にとっては難しい科目です。絶対音感(音と音名を一対一でとらえる能力)が必須というわけではなく、はじめに基準となる音が提示されるため相対音感(音の相互関係をとらえる能力)の人でも試験に合格することは可能です。
ちなみに余談ですが、日本の音大生は海外の音大生に比べて絶対音感の保有率が圧倒的に高いそうです。一方で、海外の音大生は相対音感が優れています。日本と海外では重要視する音感の種類が違うのだそうです。
デメリット
音感を鍛えるためのトレーニングが多く用意されている反面、音大受験向きということもあり後半ページの難易度は結構高いです。そのため、ある程度音感に自信があって、そのレベルをさらに上げたいという人にとってはいいのではないでしょうか。
子供のためのソルフェージュ(1a)
メリット
4つ目は「子供のためのソルフェージュ(1a)」です。この本は上記のパーフェクトソルフェージュより優しくなった感じの本です。見た目は結構初心者向けかもしれませんが、音感に自信がない人からすると十分な内容となっていると思います。
デメリット
デメリットはあんまりありません。入門向けとして完成度がとても高い本だと思います。ソルフェージュ本として長く売れているだけあります。
耳と感性でギターが弾ける本
メリット
5つ目の本は「耳と感性でギターが弾ける本」です。もしあなたがギターをやっていて、音感にも興味があるのならば必見の本だと思います。著者の藤田トモはバークリー音楽大学ギター科助教授を務めており、あの「ジョンメイヤー」の師匠です。本の中では音感だけではなく、ギター練習、アレンジの基礎を詳しく説明してくれてます。まずは3和音から学ぼうということをコンセプトにしており、ギターを使って音感を鍛えることができます。
デメリット
ギターが中心なのでそれ以外の奏者は参考にならないことが多いかもしれません。練習に臨む上での心構えなど音楽に携わる上で大事なことが学べる点は全奏者にとって有益だと感じました。
あとがき
音感に関する本は専門性が高いので普通の本屋にはあまり売ってないです。都会の大きな本屋に行くか、通販で購入するのがおすすめです。皆さんの音感が向上することを願っています!!
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