どうも、こんにちは。今回のトピックは相対音感です。
このサイトにたどり着いたということは、
「自分の音感を鍛えたいという思いでトレーニングを始めたものの思った成果が得られない…」
という人が多いのではないでしょうか。音楽をやっていればいつかは到達するであろう音感についての話題。高校時代から悩み続けた私が導きだした一つの答えについてお話したいと思います。
この記事をみるとわかること
:相対音感の才能があるかわかる
:相対音感の鍛え方がわかる
結論!!
完全に私の主観になりますが
相対音感は50%才能です!!!
いや、微妙な数字をやな!巷では、「絶対音感は才能!相対音感は努力!」のように対比構造で語られることが多いです。しかし、才能の要素が十分すぎるほど絡む能力ではあると思うのです。
それはなぜなのか
なぜそうなのでしょうか。順を追って説明させてもらいます。
そもそも相対音感とは
そもそも相対音感とは
- 調性の中でその音の役割を認識し、その音階をあてる能力
- 音程差を認識する能力
1は調性を重視した考え方です。例えば、耳コピをする際に曲のキーを探る作業が最初にあります。その調性の中のドの音なのですが、それは以外と感覚で見つかったりするものです。なぜならドの音は非常に安定感を与える音で他の音との違いを認識しやすいからです。こう考えると他の音、すなわちレからシまでを感覚的に認識することも可能であることがわかります。
2は音程差を重視した考え方です。一般にはこっちの考え方の方が流通していると思います。音程の感覚を覚えて、それを他のフレーズに当てはめることで音を認識しようという方法です。
相対音感の鍛え方
高校から音感に関する本を読み漁り、実践を繰り返してきた私が唯一効果があったと感じた練習法は
”移動ド唱法”です。これは簡単にいうと自分の知っている曲を調性上のドレミを使って歌うことで音の差を認識しようというものです。わかりやすい例を出すとドレミの歌があります。
ドはドーナツのド
レはレモンのレ
ミはみんなのミ
ファはファイトのファ
ソは青いソラ
ラはラッパのラ
シは幸せよ
オスカー・ハマースタイン2世 作詞、 リチャード・ロジャース 作曲 ペギー葉山 訳/ドレミの歌
なんでもいいので「あー」と音を出した後にその音から初めて音をだしていけば、一曲歌うことができると思います。そしてこの音をドレミにすると次のようになります。
ドレミドミドミ
レミファファミレファ
ミファソミソミソ
ファソララファソラ
ソドレミファソラ
ラレミファソラシ
シミファソラシド
このようになります。ドレミの歌をドレミ(下の歌詞)で歌うことによって、他の曲で同じフレーズが出てきたときに音名を認識できるのです。
相対音感の才能の側面
え、じゃあ努力でなんとかなるじゃんと思うかもしれませんが、思い出してください。
1の音感はどうやってつけるのでしょうか。音感に関する本を一通り読んだのですがこの音感に関する記述はあっても、具体的にどうやってつけるかを書いてある本はありませんでした。すなわち、1の音感はつけ方が確立されていないのです。努力の方法が確立されていないというのに、その音感を持っている人がいる(音には性格があるという人がそうです)というのはなぜでしょうか。それは才能がある人がいるということになります。
そして、2の音感にも才能が絡んできます。それは、音程の記憶速度です。移動ドも何度も歌ってようやく身につくものですが、その速度は人による差が結構大きかったりするものです。
才能がない人はどうすればいいのか
僕には1の才能はあまりないです。作曲がしたくて音感を鍛えてきましたが、強い音感のない僕でもある程度は作曲ができています。大事なのは音感をつけることではなく、音感をどう使うかのような気もしてきています。音感に悩む人はまずは、音感で何がしたいのかに目を向けるべきかもしれません。
一番良かった本
今まで見てきた音感に関する本のなかで一番よかったのは「ずっしーの音楽教室」です。移動ドとコード感覚についてもっと詳しく書いてあるので、音感を身に着けたいという人はぜひご覧になってください。
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